※【基本的に自分用のメモです】
 ハーバー群保安官事務所が発表した現場検証の画像には、ペイズリーパークでプリンスが使用していたと言われるオフィスルームも含まれていた。デスクの上にはDellのパソコンモニター、プリンター、電話、ヘッドフォン、聖書、CD、現金、犬の毛を取るローラー等が確認出来る。このローラーは何に使われていたのだろう？服に付いたホコリを取るのに使っていたのか？。わざとらしくパーブルレインツアーのパンフも置かれているのだが、とても不自然で意図的に置かれたような気がする。
 その他に気になるところを挙げると、机の上に無造作に置かれた100ドル札の束。プリンスには大した金額ではないのだろうが、こんな無防備な状態で置くだろうか？。この写真で注目する点はやはり札束の下にあるCD。タイトルも確認出来るが、これらは以前ファンサイトで2016年4月16日にElectric
Fetusで購入したと言われている6枚の内の3枚と同じタイトルだ。上から順に明記しておく。
①The Chambers Brothers “The Time Has Come”
②Missing Persons “The Best Of Missing persons”
③Joni Mitchell ”Hejira”
見えていないCDは情報通りなら以下のタイトル。
④Stevie Wonder ”Talking Book”
⑤Swan Silvertones”Inspirational Gospel
Classics”
⑥Santana “Santana V”
 デスク奥には5本のビデオテープが積まれており、3本についてはタイトル部分を読む事が出来る。この3本のうち2本の映像は2016年1月23日のベイズリーパークで行われた『After
Dark Dance Party』で上映されたものと合致しているので、このビデオテープが使われたはずだ。VHSのビデオテープなので1月のダンスパーティーのために倉庫から出して来たのだろう。
①『KC 4.22.01』と書かれているものは、Kansas
City Auditorium Arenaのライブ。ダンスパーティーで上映された曲は
1.Uptown
2.Controversy
3.Mutiny
4.The Work.Part1
5.Cream
6.Little Red Corvette
7.I Wanna Be Your Lover
8.Sexy Dancer
9.Housequake
②『Prince Nagoya 4-7-92 LAST ・BREAK ON 1999
“Hit LINES”』は92年の名古屋レインボーホールでのライブ。この年の来日公演で知られている動画はMTVのニュース映像のみで、オーディエンスショットも出回っていないのでかなり貴重だ。ダンスパーティーの模様はlivestream.comで配信されていたが、ライブ映像も配信されたかは不明。上映された曲は以下の3曲のみ
1.Thunder
2.Daddy Pop
3.Diamonds & Pearls
③『Prince Wembley #7 6-19-90 Normal ☆☆☆STEADY
HYPE☆☆☆』
この映像はダンスパーティーでは使用されなかったようだが、90年当時のテレビで放送されたようで20分程の映像が流通している。このビデオの内容が20分だけの物かフルコンサートであるのかは不明。
それとビデオテープの前にはCD-Rが置かれておりマジックで『Live
Show1 1/22/16 』と書かれているが、1月21日にペイズリーパークで行われたピアノライブで間違いないだろう。
 今回の写真、ペイズリーパーク地下の金庫とは別に2階には映像関係の保管部屋がある事が分かった。フイルムやビデオなど膨大な量が収納されているようだが、写真からタイトルが読み取れる部分は少ない。棚の上に積まれたフィルム缶の文字で確認出来たものの一部が1988年7月末から8月にかけて行われたロンドン公演。
①「7-25-88 Wembley」(ウェンブリー・アリーナ)
②「7-29-88 Wembley」(ウェンブリー・アリーナ)
③「8-1-88 Day 2」(ウェンブリー・アリーナ)
④「8-2-88 Day 3」(ウェンブリー・アリーナ)
これらの映像はフイルムで撮影されており、リリースを目的として撮られたのかは不明だが、同じ時期にアルバート・マグノリによって撮影された"Musical
Portrait"には、ウェンブリーのサウンドチェックの部分が含まれていたので、今後デラックス・エディション等で発売される可能性は高いのではないだろうか。
 ●「SACRIFICE OF
VICTOR」
倉庫内の棚には場所ごとにタイトルが書かれている。当時ビデオテープとして発売された「SACRIFICE
OF VICTOR」は９月８日のアフターショーを収録した作品だが、演奏された曲の半分ほどはカットされていた。ここに保管されているビデオは編集内容が違うのか「Edited
Master」と書かれたものが複数確認出来る。市販されたビデオは結局DVDで発売される事は無かったので、今後コンプリート収録での再発を希望したい。
 ●「PRINCE AND THE
NPG ACT1 aka THE DOCUMENTARY」
この棚に置かれていた映像はタイトル通り93年のツアーをドキュメンタリーという形でリリースしようと計画していたようだ。現在まで93年オフィシャルのライブ映像は過去にWOWOWで放送された「SACRIFICE
OF VICTOR」のアフターショーのみで、アメリカのAct１、ヨーロッパのAct2ともコンサート映像としてはリリースされていない。例外として2017年２月25日にペイズリーパークで行われた「アフターダーク」で、1993年4月2日Fox
Arenaで行われたAct1のライブが上映されている。それ以外では以前に4月17日のユニヴァーサル・シティ公演の8分程の断片的なライブがタイムコード付きで出回っていたが、この棚にはコンプリート・ヴァージョンが眠っているのかもしれない。
 ●「JAPAN」
「JAPAN」とだけ表記された場所がある。プリンスの来日は86年、88年、90年、92年、96年、2002年の計6回。棚の中はすべて日本で撮影された映像のはずだが、この写真からはケースに書かれたインデックスの文字は読めず、時期や内容などは一切不明だ。この棚に残っているのではないかと思う映像としては以下の通り。
①【1986年パレードツアー】。9月9日横浜球場のスクリーンに映し出された映像は録画されているのではないか？ライブ終了後のステージチェックは毎晩行っていたらしいのでテープは残されているような気がする。
②【1989年ラブセクシーツアー】。撮影された情報は一切無い。オーディオではサウンドチェックを含めて複数のサウンドボード音源が流出しているが、映像は無いのだろうか？
③【1990年ヌードツアー】。テレビ朝日によって放映された8月31日の東京ドームライブがあるが、ドキュメンタリー撮影のため同行していたディレクターのスティーブ・パーセルが新幹線での移動時や甲子園球場でのリハを撮影した映像を公開しているので、長時間の映像は残っているはず。
④【1992年ダイヤモンズ＆パールズツアー】。
前述の通り92年の４月７日名古屋公演が存在するという事は、他の公演の映像もある可能性が高い。当時発売されたビデオ「3
Chains O Gold」には「グラムスラム横浜」のシークレットライブを含めた来日時の映像が多く収録されているため、この辺りの映像が大量に保管されているように思える。「グラムスラム横浜」のライブ映像は是非コンプリートで公開して欲しい。
⑤【1996年ゴールドツアー】。この時のプロショットは、テレビ局が撮影した1分半が「ニュースステーション」で流れたのみだ。何かやっつけ的な来日でビデオカメラは回していないような気がする。
⑥【2002年One Nite Aloneツアー】。
大阪公演はアフターパーディーの会場でライブ映像を流していたので、来日時のライブ映像は他にも沢山残っているのではないか、ただ2002年は小さなビデオカメラで撮影していたので、ベガスのオフィシャルライブと同じような画質かもしれない。
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2020年11月10日
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