プリンスの楽曲で聴かれる効果音&台詞
「If I Was Your Girlfrined」のイントロで使用されている効果音
プリンスの楽曲では効果音が度々使用されているが、有名なのがアルバム「Sign 'O' The Times」に収録されている「If I Was Your Girlfriend」。この曲のイントロ約13秒の間には3種類の音源が使われている。これは1964年に発売されたジャック・ホルツマンの「Authentic Sound Effects」と言う効果音を収録したシリーズになったレコードからのもので、この楽曲では「Volume4」と「Volume10」から使用されている。

�@1つ目は
“Symphony Orchestra Tuning"。オーケストラのチューニングシーン。
これは"Volume 4"からサイド1の1曲目。
�A2つ目は
"New York Street Vendor"。ニューヨークの街頭販売員の男性の声で
"Look at the bargains over here,ladies"と呼び込みを抜き出している。
これは"Volume 10"からサイド1の8曲目。
�B3つ目は
"Wedding March, Recessional"。有名なメンデルスゾーンのウエディング・マーチ。
これは"Volume 10"からサイド2の9曲目。


「Pop Life」の歓声
「Pop Life」の (3:02) 辺りで使われている大きな歓声について、以前は1981年にローリング・ストーンズの前座を行ったプリンスへのブーイングではないか?と伝えられていたが、現在では"Authentic Sound Effects Volume 4"からだと証明されている。
�@1つ目は
"Prize Fight, Large Arena" ボクシング会場での歓声。
�A2つ目は
"Barroom Brawl" 酒場での乱闘騒ぎ。この2つの音源を合わせた音が利用されている。


「Bizarre!」というセリフの使用曲
このセリフはFairlight CMIのプリセットサンプルに入っており、元ネタはフランク・ザッパのバンドThe Mothers Of Inventionのアルバム「Uncle Meat」(1969年)に収録されている「Our Bizarre Relationship」でのスージー・クリームチーズ(別名パメラ・ザルビカ)の会話から引用されている。



「All My Dreams」
(Sign O' The Times SDE)
この曲での「Bizarre!」はイントロの辺り(0:19)で繰り返し使われている。

「Bob George」(Black Album)
曲の中盤でプリンス演じる登場人物が、怒鳴ったり銃をぶっ放したりして狂気じみた展開になる。そして終盤の(5:03)(5:07)(5:10)にピッチを高くした「Bizarre!」らしきセリフが3回。そして曲の一番最後の(5:33)でははっきりと「Bizarre!」と聞こえる。
「Nine」- (16) Madhous
曲の(0:58)あたりでエフェクトの違いはあるが「Bizarre!」が使用されている。
「Six」(The End Of The World Mix)- (8) Madhouse
イントロからFairlightのサンプルが使われており、曲の後半(4:10)で聞こえる「Bizarre!」。「6」の「Bizarre!」と「Nine」のそれは同じ女性ボイスだがピッチが微妙に違う。
「Christopher Tracy's Parade」(Parade)
一部のファンは曲の(1:34)辺りで「Bizarre!」のセリフが聞こえるという意見も有るが、微妙なところだ。
「Positivity」(Lovesexy)
一部のファンは「Positivity」のミックスに奇妙なボイス・エフェクトが含まれていると指摘しているが確認出来ない。
(X: 2026年1月24日)



映画「ゴッドファーザー」のセリフの使用曲
「アポロニア・コテロ」の名前は映画『ゴッドファーザー』(1972)の登場人物「アポロニア」から名前を拝借した事は有名だが、同じギャングをモチーフとしたマッドハウスのアルバム『16』の楽曲では劇中からのセリフがそのまま使われている。確認出来るのは「13」「11」「16」の3曲で、それぞれでサルヴァトーレ・コルシット (Salvatore Corsitto)、ジェームズ・カーン(James Caan)、ジョン・マーレイ(John Marley)のセリフが聞く事が出来る。


�@:
Madhouse 「16」の1曲目「11」
→曲の冒頭でボナセーラが乱暴された娘の仕返しをドン・コルレオーネに頼むシーン。(0:37)
「And then… they tried to take advantage of her」
(奴らは…娘にウイスキーを飲ませて乱暴した) (X: 2026年1月11日)


�A
Madhouse「16」の曲目「13」
→曲の冒頭でマイケルが親の仇を自分が討つと言った時のソニーのセリフ。(0:15)
「Bada-BING! - you blow their brains all over your nice Ivy League suit」
(お前の素敵なアイビーリーグのスーツに奴らの脳みそが吹き飛ぶぞ!) (X: 2026年1月12日)


�B
Madhouse 「16」の曲目「16」
→曲の冒頭で弁護士のトムから役者を変更するように言われた時の映画プロデューサー、ジャック・ウォルツのセリフ。「And a man in my position can’t afford to be made to look ridiculous!」
(私のような立場の人間は馬鹿にされるわけにはいかない!)(X: 2026年1月13日)


�C
Madhouse 「16」の曲目「16」。
→同じ曲「16」のエンディングで映画プロデューサーがベッドで目覚めると布団の中に馬の生首が有り、絶叫した声。
(叫び声) あ 、あ、あ〜!!」(X: 2026年1月13日)



「Pope」で使われたバーニー・マックのセリフ
「Pope」は1993年に発売されたベストアルバム『The Hits / The B-Sides』に新曲として収録された。この曲ではイントロからスタンドアップ・コメディアンのバーニー・マック (Bernie Mac) のセリフが使用されているのだが、元はHBOのテレビシリーズ『Def Comedy Jam』(Season 2 Episode 1) に収録されたバーニー・マックのパフォーマンスで、観客からヤジが飛ぶたびに“You don't understand! I ain't scared of you motherfuckers!” (わかってねえな! てめえらクソ野郎どもなんて、これっぽっちも怖くねえんだよ!) という決め台詞が繰り返される。この動画を確認すると (0:41)の部分が曲のイントロとして使われているように聞こえる。このセリフはイントロだけでなく曲の中で何度も断片的に使用されている。なぜプリンスは「Pope」にバーニー・マックを使ったのか不明だが、当時バーニー・マックは「The Pope」と呼ばれていたらしい。



「Family Name」で使われたキング牧師のセリフ
アルバム『The Rainbow Children』の収録曲「Family Name」のエンディング部分で聞けるキング牧師のセリフ。1963年8月28日ワシントン大行進で使用されているのは演説終盤の有名な部分。実際のMLKの音声では、
“...all of God's children,
black men and white men, Jews and Gentiles, Protestants and Catholics, will be able to join hands and sing in the words of the old Negro spiritual, ‘Free at last, free at last. Thank God Almighty, we are free at last.”(黒人も白人もユダヤ人も異邦人も、プロテスタントもカトリックも、古き黒人霊歌の言葉にあるように互いに手を取り合うことができるだろう。全能なる神に感謝する、我らはついに自由になった)。
プリンスは以前にもこのMLK音声を1996年11月12日にテレビ中継された『Emancipation Special』コンサートの冒頭で使用した。“Free at last! Free at last! Thank God Almighty, we are free at last.”


2026年9月