【クラウドギターについて
】 1977年、「For You」レコーディングの為にカリフォルニアのスタジオに滞在中、サン・ラファエルまでドライブしたプリンスとアンドレが立ち寄った楽器店で「サードニクス」のベースをアンドレが気に入り、プリンスが購入した。一説にはプリンスがこのベースを購入したのはサンフランシスコではなく、1976年にニューヨークにある楽器店の「ウマノフギター」だとの話も有る。このクラウドギターのモデルになるベースの製作者ジェフリー・レビンは70年代初めにニューヨークの「マッド・ヒューマン・オブ・ギターズ」で働いていた。当初マンドリンに似たベースを作ったがバランスが悪く、本体の重さで演奏が難しくなったので次に細長いホーンを備えた2つ目のベースを作り完成させた。レビンはこのデザインが
F スタイルのマンドリンに基づいていたため、「F
ベース」と呼んだ。プリンスのミュージックビデオでは「Why
You Wanna Treat Me So Bad?」と「I Wanna Be
Your Lover」でアンドレがベースを演奏しており、数年後に「My
Name Is Prince」と「The Most Beautiful Girl In
The World」でソニー・トンプソンがこのベースを弾いている。
「クラウド2」を気に入っていたプリンス。何度も壊れて修理していたのでサインのヨーロッパツアー後にネックを作り直さねばならなかった。その為2ピースのメイプルを使用し、新しいネックの中央で接合した。次のツアーに備えてバリー・ホーゲンはライトブルーに塗り替えた。このギターは「ブルーエンジェル」と名付けられ「I
With You Heaven」でプリンスは"say
hello to my little friend the blue angel"と呟く。
2020年6月19日 Julien's
Auctions Dave
Rusan
シリアルナンバー:16549
「クラウド2」がオークションに出品される。※90年代後半から行方不明になっていたという話と2001年に盗難にあったという噂があった。 オークショニアのジュリアンズとギター研究家のジョン・ウッドランド(現在ペイズリー・パークミュージアムのアドバイザーを務める)はギターが100%「クラウド2」の「ブルーエンジェル」だと証明するためビバリーヒルズのWestside
Medical Imaging でCTスキャンを行った。ギターは最初は白だったがその後ピーチ、ライトブルー、イエロー、最後にブルーに塗り直された。ネックの6フレットと7フレットの間にひびが入っている。1993年にブルーにリペイントされた状態と判断された。
2020年6月19日
今回のオークションでは6020万円で落札される。現在の管理者は「Rock
and Roll Hall of Fame」。
2024年5月30日 Julien's
Auctions Dave Rusan
シリアルナンバー:
「クラウド3」 はこれまでほとんど情報も宣伝もなく販売されてきたが、現在は徹底的に検査され、その信頼性を裏付けるための十分な研究と専門家の確認をもとに
Julien's を通じて提供された。 Westside
Medical Imaging で撮影された CT
スキャンを通じて、これが確かに 3
番目の クラウド・ギターであることが確認でき、その作成を担当したギタービルダーである
Dave Rusan によって検証された。